要町で東京ネジさん

昨日、東京ネジのカフェ公演を観に行きました。

要町の「なんてんカフェ」というところでのオープンなお芝居。
要町はじめまして。

宮沢賢治の「手紙」と高野文子の「奥村さんのお茄子」を原案にした二本立てで、
どちらも過去と記憶をたぐる旅のような寓話で、僕はとても引き込まれた。

僕はどうやら多義的で、解釈を観るものに考えさせる手の芝居が好きなようだ。
だってストーリーや結論が一本なものって面白くないでしょ?
演劇のすごいところは、同じ空間上、人物上に複数の次元や時空をリアルタイムで含ませて表現できるところだ。

表現できるというか、あくまで観客の想像力で補完しやすいようにし、それらを表出させることができるってことかな。

小説の映画化はたいていつまらなく感じる一つの原因は、小説を読んだときに
自分の想像した世界観を、映画が超えられないからだ。
映像において想像に勝るものを作り出すのはとても難しい作業だと思う。とくに人物像とかね。

演劇では一つの契約として、舞台の前半に、変容する世界を観客に認知させ、
享受させることがうまくいけば、とても広がりのあるものにできると思う。

映画はその辺が難しい。映像はあるものは「ある」として映り、ないものは映らないから「ない」という二手にわかれ、それ以外の想像は、なかなか認識してもらいづらい。代わりに映っているモノに、感情が、ストーリー上の意味を付加させるのだが。

つまるところ多義的な、重層的な展開を映画の中で構築できれば、それって楽しいに違いない、という話です。うん、たとえがないからわかりづらいけど。

さて、カフェも古民家的な落ち着きがあって、とてもいい場所でした。
なんぶせんべいもおいしかったです。

また次回の東京ネジさんの舞台楽しみにしてます。



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。