演出の勉強

題名の通りなんだけど、演出(特に俳優とのコミュニケーション)を勉強する事がとても大切だと最近思っている。

今更何を当たり前の事をと思われてしまうけど、ここで言いたい勉強って言うのは、
きちんと温故知新し、論理と実践に向き合うという事だ。

僕がいた日本大学芸術学部の監督コースでは、例えばスタニラフスキーなどの演技の理論書を一度もきちんと教わる事なく、カット割りのオーソドックスなどの、ある意味べたな授業もなく、あくまで個人が個人のレベルで独自に習得して行く、というような形式だったように思う。(授業としてはたまにあるのだけれど、たまに)

しかしながら、演出における俳優とのコミュニケーションなどの方法論は、著名な演出家が書いている本を読むと毎回目からウロコのような現象に陥る。
なぜこういったとても大切な事を、基礎教育として徹底的に実践してかないのか、逆に不思議でならない。
自分は独自の演出があるので、という若者がいたとしても、その前に基礎や心理術をふまえた上で崩せばいい。それにある意味で時間勝負なところがある映画やドラマの現場で、自分の演出方法が通用しなかったらどうする?俳優のせいにするのか?時間のせいにするのか?そして惨めな作品を作って最低な評価を食らっても何も言い訳などできないはずだ。

引き出しを持っておく事はとても大切だし、まして演出はコミュニケーションからしか生まれない。そういう意味でも僕はまず、基礎体力のような演出方法をきちっと学んでおくべきだと、最近感じている。

まぁ昔から感じていたのだけれど、今回映画を撮影して、
明らかに大学4年のときの方が、俳優との関わり方とか勉強していたし柔軟だったと感じて、わりと演出の基礎たる引き出しが足りないという、苦い経験をしたからだ。

という訳で、今読んでいる

「演出についての覚え書き 舞台に生命を吹き込むために」著者:フランク・ハウザー/ラッセル・ライシ フィルムアート社
とても簡潔でわかりやすい良い本だった。

「演技と演出」「演劇入門」著者:平田オリザ
これもまた違った切り口だが論理的でわかりやすい。

こういう知恵が数百円から数千円で買えるのはとても有益だ!
他にも色々あるけどまた今度(もうないかも)



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