スカイフォール!007シリーズのこと全然知らないけど、俺の知ってる007じゃないド級の面白さ!

サム・メンデス監督「007 スカイフォール」を観てきた。(ネタバレあります)

劇場で007を観るのはこれが初めてで、もっぱらテレビの放送でしか見たことがない、しかも最近のカジノ・ロワイヤルとかだけの、超がつくほどの007初心者だった自分…。

が!!!

今回の007は、映画としてかなり良かったんじゃなかろうか!初心者でも楽しめる仕掛けがいっぱいだった!

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=HzkydY9ZUbg[/youtube]

もう、冒頭のアクションシーンからドキドキの連続!追跡シーンでは、そんな都合いいとこに都合いいもんあるかいな〜と突っ込みいれつつも、それがオールドスクールな良さだってこともあったりで、気持ちいい。そしてボンドは敵とやりあった挙句、味方に肩を撃ちぬかれて川底へ…。

で、そこからアデルのテーマソング「スカイフォール」と共にオープニングタイトル・シークエンスが始まる。なんといってもこれがめちゃくちゃかっこいい!水中で血を流したボンドが川底に沈んでいき、生死をさまよう。血で赤い水と化した一面からは心臓が立ち現れやがてそこには連立する墓標や自分の影が現れ…。
個人的にメタルギアソリッド3のダムから落ちた後のイベントシーンとオープニングを思い出したが笑。 そしてアデルの楽曲とともにスカイフォール=墜落し、沈んでいく物悲しさが描かれる。100回観てもあきないクオリティ!!
そして何よりこのオープニングタイトルは、ラストのシルヴァ(=今回の悪役)とのアクションシークエンスと、強烈に対を成すように繋がっていたから鳥肌モノ!

ラスト近く、ボンドは荒野に建った生家を爆破する。辺り一面は夜で真っ暗だが屋敷の燃える明かりで冷たいスコットランドの空気は赤みを帯びている。
ボンドは敵を追随するが凍った湖の上で背後を取られ水中に落下。そしてブルーの闇に沈んでいくが、敵ともみ合いながらも、どうにか相手の照明弾を水面に向けて発射し脱出。それは今回のボンドが陥った、老齢と先端テクノロジーによる疎外感と終焉という、抗いようのない、出口のない事態からの脱出を最大に象徴しているようだった。照明弾の光の中へと。。
そして敵から逃れようとしたM(=007の司令官みたいな人、女性)は古びた教会へ。シルヴァもそれを追う。教会の前には墓標が並び、赤く照らされている。まさしくオープニングタイトルの示唆した光景に!!あ〜鳥肌わさわさ!!

さらにさらにその教会でピンチに落ちいったMを助けたのは間一髪駆けつけた、ずぶ濡れのボンドである…。
…ん?これは要するに、湖は羊水の象徴であり、そこから新たに教会で生まれ出てきた羊水まみれのボンドは、まさしく誕生(劇中の言葉を当てはめるならResurrection=復活)したということではないか!…さらなる鳥肌が出たことは言うまでもない笑。

 

そうそう、全体的にカメラと照明がめちゃめちゃ凝っていて、しかも上海とロンドン、トルコでは街でのロケーションが圧巻。じつは長崎の軍艦島も登場する笑。
日本では東京とか都会でのアクションシーンの撮影許可はまず下りない。首都高でチェイスとか絶対考えられないけど、そうやってハリウッド映画の舞台は中国なんかに負けて、日本の映画産業そのものも弱体するだろうなって感じ。都市部は特に映画に非協力的すぎて泣ける。。

 

ま、そんなことはとりあえず置いといて、他にも書き出せばキリがないほどに興奮と示唆に満ちた今回の007。今年最後にふさわしいアクション大作だった。007を全然知らない人はスカイフォールというアクション映画だと思えば楽しめるし、往年のファンのかたは小ネタ満載で笑えたりするようなので、そういう意味でもこの映画は良い作品だと思う。

帰り道にボンドみたいな歩き方にならないように気をつけねば笑

 

 



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