カンヌを席捲せよ!俺の映画製作戦記 〜始動編①・モチベーションを考える〜

4月に短編を完成させ、各映画祭に送りまくっている今日このごろです。映画祭は応募締め切りから審査があり、その後通知されるカタチで、結果は早くても半年後とかなので、まぁ気楽に待ってます。

僕の短編映画「DAWN」から。©IchiharaYu
僕の短編映画「DAWN」から。隆役・井狩善文 ©IchiharaYu

さて、そろそろ次回作の準備を始めました!
今回から断続的に、僕が自身の方法で進めている自主制作映画の過程を綴ってみたいと思います。一応、元映画やドラマの助監督、PVの制作などをしていましたので、映画を作ったことのない人、これから作りたい人、どんな過程があるのか興味が有る方は是非読んでいただけると幸いです。そして映画を身近に感じ、映画好きが増えるといいなって思ってます!

ただしあくまで超小規模の個人製作なので、十億規模の大作とか、1億規模の低予算、千万〜数百万規模の超低予算とはまた違ってきますので、そのへんはあしからず。なおハリウッドでは数百億が超大作で、百億で大作、十億〜五億くらいで低予算とかインディペンデントな作品ではないでしょうか?最近はビデオカメラの高性能化と小型化で、低予算でも画的には綺麗だったりするので、スタッフの人数、撮影機材を最小限にした低予算作品が増えてますね。
ちなみに僕の映画は大抵数万〜数十万です、おっきな現場の一日の食事代くらいでしょうか…泣けますねww
しっか〜し!作りたいという気持ちや、アイデア、演出さえ良ければ、お金は(ほぼ)関係ありませんので、映画好きの諸君、あきらめるなよ、と言いたい!

 

・まずは作りたいという気持ち、初期衝動、アイデア

思うにこれ以上に大事なものはないです。あと最後の完成まで大事なのもこれ。気持ちで負けたら終わりです。スラムダンクです。
ではこの初期段階での、負けるとはどういうことでしょうか。
それは言うなれば映画製作を邪魔する、すべての事柄です、当たり前か。例えば僕のような一般的社会人(広義でねw)は、生活するために稼がないといけません。そのためには働かなくてはいけません。働くことは一般的に時間労働を指しますが、要は時間を仕事に使う代わりに、その分をお金でもらうことです。正社員もバイトも同じです。(家が超お金持ち、株で暮らせてる、そんなあなたは即刻ブログを読むのをやめて、今から映画を撮りましょう、もしくは僕に寄付)

映画製作には多くの時間と、場合によってはお金が伴います。自主制作で映画を作るということは、要は他で稼いだお金と、仕事以外の時間=ランチタイムや帰ってからの時間や朝の時間、休日を、映画に費やすということです。会社の同僚や上司が金曜の夜にキンキンに冷えたルービーを飲みに行き、土曜に大手銀行OLと合コンしていちゃいちゃし、日曜日に伊勢丹で輸入もんのくっさいチーズを買い物してる時間、あなたは優先的に映画に向かわなければいけません。
その時間に怒りを…いえ、アイデアをふくらませ、脚本を考え、必要と有らばシナリオのためにどこかに下見に行ったり(シナリオハンティング=シナハンとも言います)、何かを体験したりすることにお金を費やします。例えば裁判の映画を撮りたいなら裁判所に傍聴に行ったり、SM嬢の恋愛映画ならSM嬢に会いにそういうお店に行く必要があるかもしれません。僕は助監督時代にホストモノのドラマをやるにあたり、ホストクラブに一日体験入店しました、しかももぐりで。一応4000円頂きましたw
更に邪魔してくるのは何も外の世界だけではありません。自分自身のモチベーションです。思いついたアイデアが面白く思えなくなってきたり、あらすじはできたんだけど、うまく展開が思いつかずに挫折したりです。

他人と同じ生活で映画は作れません、決して!

…でも、できるはずですよね、だって作りたいという気持ちがあるんだから。
それにむしろワクワクしませんか!?映画のためとはいえ、そこには思いもよらない非日常が待っているかもしれないんですよ!ホストクラブ、楽しかったですよ!!

それと、「いつか撮ろう」もナシ。そのいつかの日を決め、逆算して今を生きているなら別です。お金をいついつまでにいくら貯め、いついつまでに機材を揃えておく、そのために明日は何をするべきか、そこまで考えてからいつか撮ろう、と思ってください。そうでなければ、その、いつか、は永遠に訪れないか、貴方自身がアイデアを腐らせます。映画は社会や世相を反映するので、アイデアが古びていることもありえます。誰かに同じ内容の映画を作られることもあります。
じゃあ、いつやるの?  今川義元です。
なにせ自主制作は自分のやる気と行動力が全て。自分が進めない限り、何も起きません。同じ日常が待っているだけです。東名高速の静岡県の区間くらい何も起きません。寝ている間に小人が進めてくれる訳もありません。あ、寝ているといきなりアイデアが降ってくることはありますよ(寝る前に枕元にメモ帳を置き、メモを忘れずに!絶対に起きたら忘れてますw)

人が映画を撮りたいと思う理由(初期衝動)は様々だと思いますが、おおまかに言えば、映画を観て感動したり心動かされ、自分も同じようにみんなを驚かせたり、あっと言わせたり、感動させたい、とか、自分自身や社会を映画という芸術で表現したい、カンヌでレッドカーペット歩きたい、ナタリー・ポートマンと結婚したい(もう遅い)、ネバーランド作りたい(this is it)、そんなところでしょうか。
動機はどうあれ、やる気が起きなくなった時や、しんどいなと思ったとき、最近僕はこう思うようにしています。

すべての映画は、ほんの小さなアイデアと、一本のペンと紙から始まってるんだ。

って。
ジュラシックパークも、猿の惑星も、アバターも、天空の城ラピュタも、2001年宇宙の旅も、死霊のはらわたも何もかもが、誰かの頭のなかのひらめきと、それを文字にしてノートにして、誰かに話したことから始まっているんだって。
アイデアとペンとノート、全部揃えても200円でしょうか。
あとはそこから、あらゆる困難に負けずに戦い、楽しみぬいたか?たったそれだけっちゃそれだけの話しです。
…でも、結果作ったのもがつまらなかったら?
作らなかった人間は、作った人間を永久に超えられません。
絶対に!
そして何も学べません!火を扱いだしたサルでも想像すれば、今日の文明の発展がいかに何かを作った人間によって生み出されたか、容易に想像出来ます。

まずは作りましょう。いきなり二時間映画じゃなくてもいいんです。1分でも映画です。iPhoneで撮っても映画です。でも必ず人に観せましょう。映画は他人にみせるものですから。つまらないかどうかも他人が決めます。

 

正直、モチベーションが無ければやめればいいんです。

正直、映画製作は小規模でもしんどいです、厄介です。

正直、嫌でもお金と時間、かかります。

正直、監督になれるのはほんの一握りです。

でも正直、メッチャクチャ面白いです!!

いつか大きなスクリーンで、自分の家族や友人が、エンドロールの最後の監督名に僕の名前を観た時の顔を想像するだけで、僕はしばらく頑張れそうです。
今回は制作に入る前の最も大切な、モチベーションの問題についてでした。

このシリーズ、次回、始動編②に続きます!!
この先ずっとモチベーションの話しか続かなかったら、僕にアイデアが降りて来ないんだと思ってて下さいww

 

 



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